[感想] 夜巡る、ボクらの迷子教室

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夜巡る、ボクらの迷子教室 2017年秋発売予定

タイトル 夜巡る、ボクらの迷子教室
メーカー SAMOYED SMILE
発売日 2017-11-24
公式ジャンル わけありな生徒たちと送る青春ADV / 男性向け(R-18)
原画 2-G , 赤木リオ , 健やか牛乳 , Yむぎ
シナリオ シャア専用◎ , porori , 画用紙 , 御導はるか
攻略対象人数 3人 / はやて、きな、りこ
プレイ時間 12時間
評価
「今残ってるウチの生徒達を卒業させろ」

教師という職に失望し、腐って生きていた主人公はとある病室で、袂を分かっていた父親から依頼を受ける。
その依頼とは、来年で廃校になる夜間学校の教師となり、残っている生徒を卒業させる事。
報酬として告げられたのは、父の莫大な遺産。
晴生の曇った心を動かすには十分な額であった。

夜間学校「藤原学園」―そこは、レールを外れ、ドロップアウトした生徒が集う場所。
そして亡き母親が残した思い出の場所……
教壇に立つ主人公と向き合うのは、たった3名の生徒と、その中の1人の娘である少女。
彼女達は「卒業」というゼロスタートを目指し、彼は手にすることが出来なかったものを求めていく。

どこにいても、みんな同じ時を刻んでいる。
だけど、皆に同じ幸せは舞い降りてこない。
そんなアンフェアな人生に僕らは――

 夜巡る、ボクらの迷子教室

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シナリオ

プレイ時間はおよそ12時間くらい。

はやて→りこ→きな の順番でクリア。

推奨攻略順は、はやて/りこ→きなの順番。きなルートは他ルートのネタバレがあったりするので、最後推奨です。

 

ヒロインのED曲がBUMPの曲にそっくり!ということで話題になった今作。

曲については音楽・ムービーの項目で詳しく書きますが、マジで似てる。(笑)

曲以外にも、 トラウマを抱えた登場人物たち  夜間学校が舞台 などなかなかめずらしい題材を扱っていたので、気になってプレイしてみました。

購入を決定打にしたのが、ライターさんに崇拝する画用紙さんの名前があったから!╰( º∀º )╯

同人サークルの方なんですが、一言でいえばものすっごい鬱ゲーを作る人。(褒めてます)

画用紙さんの作るゲームは、何回も色んな意味で泣かされてきました。

ということで、ほのぼのとした設定でもなさそうなので、ダークな雰囲気を期待してました。

 

主人公とヒロインたちは、みんなそれぞれ重いトラウマを抱えています。

簡単に言えば、社会から爪弾きされた登場人物たちが夜間学校を通じて出会い、どうにか自分を変えようと奮闘して頑張るお話。

トラウマを抱え、夜間学校に通うことになった理由もそれぞれしっかり描かれていましたし、各ルートでは苦しみながらも頑張る登場人物たちの姿が良かったです。特に、はやての抱える問題なんかは、リアリティある。

「努力は報われない」とか、「正直者はバカを見る」みたいな表現が多々あるので、人によってはクるものがあるので注意が必要かな(¯―¯٥)

 

ただ、娘のりこより母親の綾子をヒロインにしたほうが良かったんじゃないかと思いました。せっかく夜間学校に通っているんだから、シングルマザーの綾子にスポットを当てたほうがよりリアリティのある話になったんじゃないかなー、と。りこも可愛いんだけど、ロリ枠を無理やり突っ込んだ感が否めなかったです(´-﹏-`;) あと、りこの年齢を考えると主人公犯罪じゃ

 

りこルートも好みが分かれそうではありますが、それ以上にきなルートの衝撃がすごい。テキストの書き方で「あ、画用紙さんだ」とすぐ分かりましたwww

きなのいじめシーンは本当に胸糞。流石です。

 

シナリオのボリュームはやや少なめですが、日常シーンがだらだら続くよりはマシなので個人的には丁度いいボリュームでした。正直、学校の勉強シーンはちょっとダレたところもありましたし。

あと、公式サイトでも特徴の一つとして取り上げられている、『逢魔刻モード』ですが、もう少し頻度を増やして欲しかったです。ヒロインの裏の本音が見える――という機能なんですが、想像以上に活躍してなかった!(´;ω;`)

ドス黒くて闇深い本音が見えると思ったのに、テキストも1行だけとか簡単なものだったのが残念。

 

テーマは良いし、上手く生かしてると思うんだけどなんかパッとしないっていうのが第一印象かな。

とりあえず修正パッチを当てても多いバグを改善してほしい。クリアする分には問題ないんだけど、システム面はもう少し頑張れたんじゃないかと思います。

 

各個別ルートに関しては下記にてネタバレ含みつつ感想を書いているので、気になった方はぜひ。

 

小清水 はやて
新島 きな
門倉 りこ

 

キャラクター

キャラクターの個人的ランキングは、

はやて>>きな>りこ>綾子

 

はやてが想像以上に可愛くてびっくり。キャラクターデザインもはやてが一番好き。

クソ童貞ってなじりながらも、頭なでなでしろ!って要求してくるところとか、

タイトル画面での、「あいつ今日も仕事かな…」って呟くシーンとか可愛すぎんか。

 

グラフィック

 

複数原画家作品なので、描き方の違いはありますが、画力差はほとんどないと思います。

個人的に、はやてを担当した健やか牛乳さんの絵が好き。

全体的に目が丸くて幼い感じの絵柄でした。今風の萌え絵。

 

Hシーン数は、はやて5回、きな7回、りこ5回、りこ&綾子1回。

クリア後におまけでHシーンが各キャラ1回ずつ増えます。きなのHシーンは未遂シーンもあるのでやや多め。

ちなみに、Hシーンはアニメーション付き。意外とぬるぬる動く。

 

天体観測のCGと、きなのエピローグCGがお気に入り。

 

音楽・ムービー

めっちゃ動く!って感じではないけど、静止画の使い方が上手なムービー。

 

主題歌はガールズバンドとかにありそう。サビの盛り上がりがもう少し欲しいところ。

あと、りこED曲『星団飛行』ときなED曲『オートモービル』はBUMPに寄せたのがすごい伝わってくる(笑)

私自身、BUMPの曲ってそこまで詳しくないんですけど、それでも分かる!イントロとかサビとか歌い方とか。

BUMPの新曲ですって流れてたら普通に納得しちゃうもん……。

作曲者とボーカルの方がBUMPのファンみたいですね。いや再現度すごい。

 

印象に残ったBGMは、特になかったかなー。

ジャカジャカ鳴らす曲が多かった印象です。もう少しピアノ、オルゴール曲とかあれば良かった…。

 

システム

CG鑑賞、シーン回想、Hシーンアニメーション回想、音楽鑑賞、おまけ(追加Hシーン)あり。

 

既読判定が曖昧だったり、テキストのズレ、音声が再生されないなど多々問題あり。

きなルートが特に酷かった印象。普通に読む分には問題ないんだけど、少し気になりました。

エピローグ後、なぜかタイトルじゃなくて通常シーンに戻されたりとか。

修正パッチも当てても治らないバグがあります。

 

あとは、フルスクリーン切り替えがAlt+Enterでできなかったのが地味に不便でした。

 

総評

夜間学校、トラウマを抱えた登場人物というテーマは良いんだけど、なんかパッとしなかった作品。

りこルートがよく分からない終わり方で納得できなかったのと、もっとシリアス描写を増やしてほしかったです。

あとは単純に主人公の性格が合わなかったっていうのもあるかも。

人を選ぶ作品ですが、こういう類のゲームはなかなかないのでメーカーさんの新作はチェックしとこうと思いました╰( º∀º )╯

 

あと――画用紙さんらしさは出てたけど、商業作品で複数ライターに参加するよりも、同人ゲーで好き勝手暴れてる画用紙さんのほうがいいね!やっぱ!

 

 

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