[感想] ニルハナ

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ニルハナ

タイトル ニルハナ
サークル ゆにっとちーず
発売日 2017-12-29
公式ジャンル 転輪アドベンチャー / 男性向け、女性向け(R-18)
原画 うみの
シナリオ 山野詠子
攻略対象人数 1人 / ユウ
プレイ時間 7時間
評価

これは夢か。幻か。その果てにある現実なのか。
咲かない花は罪なのか。

「とある養護施設に潜入して、その実態を暴いてほしい」

ワケありの女性とばかり関係を持ち、怠惰ながらいかがわしい日々を過ごしていた主人公・宮森タツヤは、
旅行先で出会った少女からそんな話を持ちかけられる。

「貴様、他人の不幸が大好きなウジ虫みたいな性癖だろう? 私の依頼を受ければ、
不幸のオンパレードがリアルに見られるんだぞ。特等席のフリーパスだ」

ユウと名乗る少女の物言い、なにより彼女自身に魅力を感じたタツヤは、
彼女と定期的にデートすることを条件にその依頼を引き受けることにする。

久しぶりに得る恋のときめき、胸が躍る感覚に酔うタツヤ。

――だが、潜入先の施設はタツヤの想像を上回る超ワケあり物件であった。
胡散臭い運営者、見え隠れする後ろめたい過去、療養中の女性の性行為…。
住み込みのボランティアとして過ごすうち、タツヤの精神状態は急転落下してゆく。

過去のフラッシュバックに襲われ、入所者に邪な感情を抱き、
夜に眠ると覚えのない異国の風景を悪夢として見せつけられる。

自分の夢が、感情が覗かれている。
誰かの過去を、想いを見せつけられている。

少女は囁く。

「堕ちてみませんか?
もっともっと、絶望の底が抜けるくらい深いところに……
あなたの中の純情が、二度と這い上がって来られない場所に……
幼稚な恋慕が追いつかないくらい、真っ暗なぬかるみの中に……」

果たしてタツヤは健常な心を持ったまま施設を抜け出せるのか。
ユウの目的と真意は一体なんなのか。

抱いた恋心は、どこへ行くのか――。

ニルハナ

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シナリオ

プレイ時間はおよそ7時間くらい。

BAD END  HAPPY END の順番でクリアしました。

推奨攻略順は、上記の通りです。

 

ゆにっとちーずさんの新作ノベルゲームで、サークル最終作。

ジャンルは、『転輪アドベンチャー』

 

ゆにっとちーずさんの作品は、『パコられ』をプレイしたことがあるんですが、怒涛の鬱展開がひっきりなしに続く強烈な鬱ゲーだったんですが、今作も負けず劣らずの鬱ゲーでした。

まず、登場人物たちが濃すぎる。主人公の、他人の不幸は蜜の味思考とか、シスコンを極めすぎたお兄ちゃんとか個性豊か_:(´///`」 ∠):_

 

ヒロインの「ユウ」「とある養護施設の実態を暴いてほしい」と頼まれるところから物語は始まるんですが、この養護施設で療養している少女やその設立者の闇が深いこと深いこと。

 

療養中の少女は援○経験者だったり…

 

人間の汚さとか弱さとか、これでもかってくらい鮮明に描かれていて、心理描写が本当に上手い。

特に、カスリ。程度はあれど、カスリやシスコンお兄ちゃんに共感できる部分は誰にでもある気がします。

 

作中、視点がころころ変わって、「今は誰の話?」と、少し分かりづらいところもありましたが、登場人物それぞれの視点で過去を語られるので、物語が理解しやすいのと感情移入しやすいのが良かったです。

 

そして、『パコられ』のように、少女たちの壮絶な過去をひたすら見せられるわけではなく、多少の希望があるのも本作の特徴。

人を選ぶ鬱ゲーには間違いないんだけど、最後はハッピーエンドを匂わせる(というか、そうであってほしい)終わり方でしたし、サークルの最終作としてとても完成度の高い作品に仕上がっていました。

設定資料集やサウンドトラックなども発売されていますし、力の入れ具合が過去作に比べて段違い。

 

感想が書きづらい作品でしたが、サークルさんのファンや、鬱ゲー、インモラルな話が好きな人におすすめ。

こういうお話は、男性よりも女性のほうが好きそう(偏見)なので、性別問わず楽しめると思います。

 

キャラクター

キャラクターのお気に入り順は、

ユウ>マユ=カスリ>>クレハル>ナミダ

 

ユウの絶妙なツンデレっぷりが可愛い( ˙꒳​˙ * )

 

カスリは、そこらへんに蔓延ってるメンヘラとは一味違うキャラクター。

一番リアリティがあるヒロインだと思いました。

 

マユは黒髪時代よりも、銀髪ゴスロリ時代の立ち絵が可愛すぎる……マユの過去を思い返すと本気で胸が痛くなる(›´Δ`‹ )

 

クレハルさんはサークルさんの過去作に登場してるキャラみたいですね。

残念ながら、プレイはしてないんですが機会があればプレイしてみたい。

 

グラフィック


「パコられ」と比較するとめっっちゃんこ絵が上達してる!(・ω・ = ・ω・)

とても美麗なグラフィックで、値段以上のクオリティでした。見惚れるくらい綺麗。

若干、HCGの方が枚数多めですが、通常のイベントCGも多くて大満足。

 

ただ、グラフィックの綺麗さで騙されてシナリオの鬱ゲーっぷりに驚愕しないように!。゚(゚∩´﹏`∩゚)゚。

 

Hシーン


想像よりも、Hシーンの尺は短いように思えました。

レイプシーンなんかはもう少し長くても良かった気がする!()

シチュエーションは、近親相姦女×女無理やり系など。いちゃラブは少なめ。

 

音楽・ムービー


ムービーはEDムービーがありますが、YouTubeになかったのでBGMを。

 

ボーカル曲は、エンディングのみ1曲。

印象に残ったBGMは、 交差する世界  乾いた風  遺されるまじない  孤独の薬 とか。

 

システム


CG鑑賞、音楽鑑賞、Hシーン回想などが備わっています。

 

バグ等もなく、問題なくプレイできました。必要最低限のノベルゲームシステム。

画面効果の速さが指定できるのが個人的に嬉しかったです。

 

総評

鬱×インモラルなノベルゲーム。

といっても、後味の悪い気分を残したまま終了するのではなく、希望のある綺麗な終わり方。

ここまでの作品を制作してくれるサークルさんが、今作で活動終了って寂しいですね…。゚(゚∩´﹏`∩゚)゚。

 

価格以上のボリュームとクオリティなので、雰囲気など気になるものがあればぜひプレイしてみてください。

 

ダウンロードサイト


ニルハナ